お金の交換レートである為替レートの変動の結果、円安と円高という現象が起こります。
為替レートは日々刻々と変わっていますので、円の値段もどんどん変化していくのです。
円安 円が安い(価値が低い)
円高 円が高い(価値が高い)
この円高、円安のレートの差を利用して利益を上げるのがFX。
「通貨が安い時に買い、高い時に売る」ことで利益となります。
円高円安はその比較の通貨との関係で考えるものとなります。
円安=ドル高 円安=ユーロ高
円高=ドル安 円高=ユーロ安
上記はわかるにしても、ややこしのはココ、大変ややこしい
というのも、数字が減っているのに円高、数字が増えているのに円安という点。
例)円高とは、為替相場<1ドル=200円>から、<1ドル=100円>になるような状態。
1ドル購入するのに必要な円が少なくなったから円の価値が高くなったということ。
円安とは、為替相場<1ドル=100円>から、<1ドル=200円>になるような状態。
1ドル購入するのに必要な円が多くなったから円の価値が低くなったことになります。
<1ドル=200円>から<1ドル=100円>と、数字が減っているのに円高
<1ドル=100円>から<1ドル=200円>と、数字が増えているのに円安
となるのです。これはドルの立場から考えれば理解しやすいのかもしれません。
1ドルで200円もらえていたのが、1ドルで100円しかもらえない。
それは円の価値が高くなったから。つまり円高。
理解など無視で言葉を理解、見た目の数字だけの話となると簡単に
円安 数字が増える、数字(値段)が高い
円高 数字が減る、数字(値段)が低い
ということになるのだが、「円高」「円安」は基本的なポイントとなるので是非理解したい。
例えて考えてみると、1個1ドルのリンゴを買いに行くとします。
昨日<1ドル=200円> 昨日ならリンゴ1個買うのに200円。
今日<1ドル=100円> 今日ならリンゴ1個100円で買える。
昨日は100円で買えなかったリンゴが、今日は買えるのですから、
円の価値が上がっているということになりますね。これが円高ということです。
今日<1ドル=300円> 今日ならリンゴ1個300円出さなければ買えない。
円安はこの逆で、昨日100円で買えたリンゴが
今日は300円出さなければ買えなくなってしまいます。
円の価値が下がったということですね。これが円安です。
円安(ドル高) 1ドル 円高(ドル安)
300円 ← 200円 → 100円
円高 同じものを以前より少ない円で買えるようになった → 円の価値が上がった
円安 同じものを買うのに以前より多くの円が必要になった → 円の価値が下がった
消費者にとっての円高、円安とはいかがなものだろう?そう、円高でドルが安くなれば
輸入品が安く買える、海外旅行、海外ブランドも安く買える。ということになる。
例えてみると、20ドルの輸入Tシャツを買います。
<1ドル=150円>の時であれば、20ドル×150円=3,000円
↓ 円高
<1ドル=100円>の時であれば、20ドル×100円=2,000円
<1ドル=150円>から<1ドル=100円>の円高になると、
同じ20ドルのTシャツを1,000円も安く購入できます。
逆に円安になると輸入品は高くなるということになりますね。
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